Web Music Hackathon #5 @Tokyo に参加してきました
今回のハッカソンでは、「DJ が活用できるツール」というテーマが設けられており、各チーム/個人がそのテーマのもと、一日中ハックを行いました。このイベントの前に、アイデアソン/チームビルディングイベントがあり、すでにチームを構成している参加者は、すぐにチーム開発を開始していました。私はチームビルディングイベントには参加せず、ハッカソンのみの参加でした。
ハッカソンで何を作ったか
このハッカソンイベントで、私は、Trend Sampler(トレンドサンプラー)という、ループサンプラーのようなものを作りました。Trend Sampler は、Google トレンドのキーワードを音声化し、それをステップシーケンサーでループ再生できるというものです。サンプラーといえば、一般的には、録音した(サンプリングした)サウンドを再生するツールですが、Trend Sampler は「インターネット上の話題をサンプリングする」というコンセプトで作ったサンプラーです。
インターネットの面白さは、毎日流れてくる情報が変化していること、また、ある時はその発信者にもなれるところです。Trend Sampler は、楽器の一種でありながら、毎日使える音源が変わり、そしてそれを自分ではコントロールできないところに、インターネットらしさを演出しています。演奏当日に何が出てくるかわからない臨場感を、DJ 側、観客側も味わえるのではないか、と期待しています。
インターネットの面白さは、毎日流れてくる情報が変化していること、また、ある時はその発信者にもなれるところです。Trend Sampler は、楽器の一種でありながら、毎日使える音源が変わり、そしてそれを自分ではコントロールできないところに、インターネットらしさを演出しています。演奏当日に何が出てくるかわからない臨場感を、DJ 側、観客側も味わえるのではないか、と期待しています。
ソースコードは GitHub で公開中、ライブデモはこちらです。Mac の Node.js 上で動く Web サーバを起動すると、Google トレンドから最新のトレンドワードを取得し、say コマンドを使ってサウンド化します。Web ブラウザからサーバへアクセスすると、生成された音声データをダウンロードし、ステップシーケンサで設定したタイミングに合わせてサウンドを再生します。
いちおう、このイベントの趣旨でもあるシリアスな DJ プレイに使えるようにと、次のような工夫をしています。
- Web MIDI API 経由で受信したリアルタイムメッセージ(スタート、ストップ、タイミングクロック)をもとに、再生を外部シーケンサと同期する。
- クロック同期できない(できるけどめんどくさい)状況に備えてタップテンポで BPM 推定
- 再生速度設定、再生開始サンプル位置設定で、音声の音素がビートにのるように調整可能(手動)
- テンポディレイ(お約束)
結果
審査員のみなさまの審査により、発表した15チーム中、3位をいただきました。たぶん、Web Music Developers JP の河合さんがアメリカで買ってきてくれた、Google ロゴの入ったボトルをいただきました、ありがとうございます。プレゼンは機材トラブルであまり上手くいかずちと無念。やはり、音や映像を使ったプレゼンは、リハーサルが重要ですね。
他のチームの様子は、河合さんのレポートが詳しいです。上位入賞が個人ばかりになってしまったのは、今回のような短時間のハッカソンイベントだと仕方ないのかな、と思います。それでもチームで挑み、見事ハックを完成させた参加者のみなさんは、本当に凄いと思います。お疲れ様でした。
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